寺田寅彦展 記念講演を聴いてきました
9/20 関直彦 氏 寺田寅彦「手のぬくもり」展 記念講演
9月20日、寺田寅彦の令孫である東京在住の関直彦氏による、記念講演があり、聴講して参りました。
寅彦には二男三女の子どもたちがいましたが、そのうち次女の関弥生さんは平成18年に亡くなるまで94歳の長寿を全うされました。生前の弥生さんは、『槲』に父寅彦の思い出を何度か書いていただいたり、また記念館の庭に紅葉を寄贈されるなど、寺田寅彦記念館と「友の会」のことを気にかけていただきました。
関直彦氏の「寺田寅彦と漱石・家族」と題するご講演は、寅彦の随筆やご子息(東一氏、正二氏など)の残した思い出の記録などをもとに、寅彦の先生(漱石)や友人、家族との交流を語ったものでした。
寅彦の随筆でおなじみの話や、『槲』で読んだ事のある弥生さんの思い出話などが中心で、「淡々と」語られましたが、関氏が高知県人会に入っていることや、常設展示にあるバイオリンはご自身が使われていたものであるとか、興味深い挿話がところどころに織り込まれていて、あっという間の 1時間半でした。
ご自身は、「一介のサラリーマン」であったとのこと。講演を終えて、「また、普通の人に戻ります」とのことですが、ぜひ、いろいろな機会に寅彦を語って頂きたいと思いました。